秘密の★オトナのお勉強②



…何をしたのだろうか。

貞永を見てまず思ったのが、こんな感想。




「俺さ、撮影が終わった時はマジで寝てたけど、マンションに着いた時には、ウソ寝だったんだよ」



「はぁ…!?」



「でも、あえて寝たフリをして、あゆに俺をここまで運ばせた」




「演技上手いだろ、俺」と言いながら、堪えきれないように笑う貞永に、あたしは頭が沸騰しそうだった。



…意味が分からないよ、貞永。

一応女のあたしが、どれだけ苦しい思いをして、貞永を此処まで運んできたと思ってんのよ!




「貞永、あたしで遊ぶのも大概に―――」



「何でか教えてやろうか?」



「へ?」



「俺が寝たフリまでしなければいけなかった理由、教えてやろうか?」




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