秘密の★オトナのお勉強②



「理由なんて、あるの…?」



「勿論」




またあたしをからかって遊んでいるのか、一瞬そう考えたけれども、どうやら貞永は本気で言っているらしく。


「何?」と尋ねようとした瞬間、あたしの身体は何故か宙に浮いていた。




「ひゃあっ…!?」



「とりあえず、話より先に移動だな」




訳が分からない事をブツブツ呟きながら、貞永は廊下を黙々と歩いていく。


そして、理解した。


…あたしは今、貞永に抱っこされているのだ、と。



頭がパンクしそうになりながらも、あたしは落ちないように必死に貞永にしがみつく。


身体に走っていた揺れが無くなった時、貞永がどこかで立ち止まった事を勘付いたあたしは、そっと目を開けた。


…と同時に、後悔した。




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