秘密の★オトナのお勉強②



いつものようなのほほんとした表情の中にも、少しだけ照れの要素も入っている。


その顔を見て、一瞬にして悟った。




「冬馬、幸せなんだね」



「もちろん」




そう呟きながらも、冬馬の視線の先には、やっぱり蘭が居て。


貞永と共に演技に取り組む蘭は、いつもより数段大人っぽくて、輝いていた。




「輝いている蘭を見るのが、俺にとって一番の幸せなんだ」




…あたしと冬馬は、似た者同士。


マネージャーという仕事に就きながらも、担当の芸能人と恋人関係にあって。


その事実は、絶対に周りには知られてはいけなくて。



そんな似た者同士なあたし達だからこそ、冬馬の蘭に対する気持ちが、痛い程に理解できた。




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