秘密の★オトナのお勉強②
…なんて、心強い言葉なんだろう。
「だからあゆは心配すんな。今はハッピードリームに向かう事だけを考えてればいいから」
「―――うんっ…!!」
あたしはいつも、貞永に救われてばかりだ。
ちっぽけな勇気しか持っていないあたしを、いつも助けてくれて、笑顔をくれる。
―――そんな存在が、貞永。
深夜の首都高を抜けて、延々と車を走らせていると、見覚えのあるビルが、あたし達の前に姿を現した。
ほとんどの階の明かりがまだ点いており、相変わらず多忙なんだな…と、人事のように考えてしまう。
いつものように地下駐車場に車を止めると、あたしはドアを開けて、薄暗い世界へと飛び込む。
数えられる程の電灯を目にしながら、あたしは小さな声で、この場所の名称を呟いた。
「着いたよ、ハッピードリーム…」
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