秘密の★オトナのお勉強②



あたしの気持ちを、いつでも理解してくれる貞永。


その行為に、あたしの心を隔てていた薄皮が、ゆっくりと剥がれていく。




「俺が考えてたのは、呼び出しの理由だよ」



「…という事は、貞永も訳が分からないって事?」



「当たり前だろ。でも…」



「え…?」




「何だか嫌な予感がするんだよな」という貞永の言葉に、少なからず不安を覚えてしまう。


ハンドルを握る手が、少しずつ汗をかいていくのを感じる。


その事は、同じくあたしの手に自分の手を添えている、貞永にも伝わって。




「だけど、絶対に守るから」



「貞永…」



「何があっても、俺は絶対にあゆを守るから」




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