バニラ
その後、

俺が2本の煙草を消化するまで立ち話は続いた。



彼女は俺より3つ年上だった。

ライブハウスには目的のバンドがあるわけでもなく

時間を持て余す夜に
時間潰しのために来ているらしい。



身長は164センチだった。

ブーツの踵を足せばやはり170センチくらいだろう。


背が高いのを気にしていると言っていたが

そんなこと俺は全く気にならないと慌てて答えると

少し俯いて笑った。






あ。笑った。


祐は不思議な暖かさを感じていた。



< 8 / 41 >

この作品をシェア

pagetop