鏡の中の君~君の温もりはココにある~
だから、何でも知ってる。

「そう…です」

小さく呟くと、綾香は

「話してごらん。」

お母さんのように促してくれた。

「今日、中島君に、今度の土曜に会おうって言われたんだ。」

「良かったじゃん!!」

「良いものなの?
あっ、それでね、倉持君に知られて、あきられちゃった…」

「もしかして、笑…
倉持君に何も言わないでOKした?」

「…そうだけど、
まずい?」

「けっこう…」

「そうだったんだ…


でっでも、会うだけだよ?」
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