番外編
背後には女の影。

先ほどから共に月を見上げていた。

月の光に照らされた女は美しさが増す。

最初に出会った頃から、男は魅了されていたのかもしれない。

だからこそ、家の者に何を言われようとも、覚悟を決めていた。

男は女の手を取り、家に来るようにと自分の口から告げた。

一見、女は興味がなさそうな顔で男を見た。

しかし、誰しもを惹き付ける様な笑みを浮かべ、男に同意する。
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