姫のような王子様
それから玲央は考えに考えた。
「じゃあさ!普通に羅夢ちゃんに別れない?って聞けば?」
「はぁ?!」
思わず驚いて声を上げてしまった。
「だって、羅夢ちゃんはまだ悴に引いたってことは決まってないし!
いっそ、そう聞いてヤダって言ってくれたら、また付きあえばイイじゃん♪」
確かに・・・・・・。
ちょっと玲央に言われて納得。
「じゃ。誘ってくるわ。」
それから俺は本当に誘った。
そして、
「もー。別れよーぜ。」
ドキドキしながら返事待っていると、羅夢の口が動いた。
俺はとっさに目をつぶった。