子供は悪くない…。でも、親だって。
それで私は、助けられた……。


過ちを侵さずに。


それをするのか、しないのか…。


ほんの一瞬の光り。

でも、あの時は分からなくなっていた。

自分が何をしようとしていたのか。


たまたま息子の声で引き止められたから良かっただけで、息子が声をかけなかったら…。


間違いなく、私は自分で自分を危めていただろう…。



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