風花
3
ねぇ、天
私ね、今でもあの時のこと覚えてるよ
モノクロームだった私の世界に、天が色を運んできてくれたんだよ…
「猫って、この子?」
捕まえるも何も、自分から私の胸に飛び込んできた子猫。
パ^カーに爪をたてて、必死にしがみついてる。
「よかったぁ~」
「…あなたの猫なワケ?」
「ううん、ノラ猫」
何、コイツ。
「あ、別に虐待とかじゃないよ?ほら、写真撮ってたんだ」
「写真…?」
そう言いながら、首からぶらさげたカメラを見せる。
見た感じ、私とあんまり変わらないみたいだけど…
「嫌がってるじゃない、この子」
「いやぁ、フラッシュに驚いたらしくて…」
「…カメラマン?」
「ううん、大学の写真部に入ってるだけ」
大学生…か。
別に、どうでもいいけど。
私ね、今でもあの時のこと覚えてるよ
モノクロームだった私の世界に、天が色を運んできてくれたんだよ…
「猫って、この子?」
捕まえるも何も、自分から私の胸に飛び込んできた子猫。
パ^カーに爪をたてて、必死にしがみついてる。
「よかったぁ~」
「…あなたの猫なワケ?」
「ううん、ノラ猫」
何、コイツ。
「あ、別に虐待とかじゃないよ?ほら、写真撮ってたんだ」
「写真…?」
そう言いながら、首からぶらさげたカメラを見せる。
見た感じ、私とあんまり変わらないみたいだけど…
「嫌がってるじゃない、この子」
「いやぁ、フラッシュに驚いたらしくて…」
「…カメラマン?」
「ううん、大学の写真部に入ってるだけ」
大学生…か。
別に、どうでもいいけど。