イケメン倶楽部
*Third Love
転校生…
その日はいきなりやってきました。
あたしはいつもの様に朝、目を覚ました。
しかし、目の前にあった景色は、いつもとは全然違うものでした。
「…おわっ…!!!」
な、な、なんで…?
あたしの隣には、気持ち良さそうに眠っている愁の姿。
時々、男子なのに羨ましくなる綺麗な茶色い髪が揺れる。
寝顔まで可愛くて、思わず撫でてしまいそうになる。
「…てぇっ…!!」
そんなことじゃなくて、あたしが言いたいのは、なんで愁があたしの隣で寝てるのかってこと!
昨日の夜、確かに寝たのはあたしの部屋だし…
今、寝ているのも天井と一部の家具しか見えないけど、あたしの部屋だってことは間違いない。
……ってことは、やっぱり愁があたしの部屋に(しかもベッドに…)潜りこんでる訳で…