イケメン倶楽部

「えーそうなんだぁ」
「葵……全部棒読みになってるよ…」



(;_;)…(汗)



実はあたし…誤魔化したり、紛らわしたりが苦手なんです………はい。



笑っても苦笑いになっちゃうって言うか…



とにかく、そんな感じだから………





「葵もしかして……もう聞いてた？」



なんて聞かれちゃいました…



まぁ…当たり前か…



「一応…」
「やっぱり………誰から…？」
「…玉城先輩の情報らしいけど……」



結局、ばれて言うことに……





「ごめん…なんかせっかく教えてくれたのに……」
「まぁ、玉城先輩ならしょうがないよ。情報早いんだもん。」



ですよね…



普通なら愁が早い方なのに……



玉城先輩早すぎでしょ！







「愁…？」



しばらくの間、愁が何も話さなかった。



あたしが話しかけても、黙ったまま。





「愁…？」
「葵……」



やけにあたしの名前を呼ぶ愁の顔が真剣だったことが目に焼き付いている。




「何？」