イケメン倶楽部
それから何分経ったんだろう……
やっと涙が止まった。
「…はは(笑)すごい顔……」
鏡を見ると泣き腫らした目のあたしが映った。
こんな顔…聖君に見せられないや………
トントン──
「…葵?お客さんが来てるけど……」
静かに扉の鍵を開けた。
「し、閉めて…」
「あ、う、うん…」
また再び鍵を閉める。
「あの…大丈夫…?」
「だ、大丈夫…!なんか泣いたらすっきりしたし!」
本当はすっきりなんかしてない。
でも、今までだって聖君にたくさん迷惑をかけてきたのに
これ以上迷惑なんてかけられない。