甘味処
「遊園地なんてひさしぶりだわ...」

朱夏が周りを見ながら言う。

本当...久しぶり。
あたしが前に行ったのは、家族みんなが家にいた時...かな。

って!そうじゃなくてっ!


「ねっ!ねっ!何乗る??」


「俺ジェットコースターがいー♪」


「あ-じゃあ!あの立つジェットコースターにしよーよ!」

はしゃぐあたしと大翔。
大翔って確か動物園派だったよね...?

結局、どっちでもいいんじゃん。





「怖ッ!!無理無理嫌~ッ!!!」



朱夏は、意地でもジェットコースターに乗りたくないらしい。

あたしと大翔はめちゃめちゃ乗りたいんだけど...。

ここは...強制的に~
「朱夏ッ!気合いだッ!イケるさ!」

あたしと宙と大翔で朱夏を押しながら並んだ。


「無理~叶愛ぁ。。あたし死んだらどうしよぉ~」



「だいじょうぶ!あたしがいるッ!」


あたしと朱夏はしっかり手をつないでジェットコースターに乗った。



「「きゃあああああああああああああ」」










「…うっさ――。」





「お前ら悲鳴やばかったぞ...」

耳を押さえる宙と大翔。


だって...思ったより怖かったしさ。
あたし久しぶりに乗ったんだもん。



「次何行くー?」
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