甘味処
「「おばけ屋敷」」




ビクッ!!



大翔と朱夏が息をそろえていった。



「い...嫌...。やめよ?...お化け屋敷だけはやめといた方が...。」


必死に朱夏と大翔に訴える。
あたし...ほんっと無理なの!
お化け屋敷の何がいいの??逆に!!


「ねえ?叶愛?さっきあたしに言ったよね?気合だって♪」



ニヤっと笑う朱夏。
そしてそのままあたしは、お化け屋敷という地獄へ行ったのです...。





「むりいいいいいいいいいッッッ!!!!!」





この環境無理。まじ怖いよ...。
朱夏と大翔は二人でどんどん先に行くしさッ!!



「そ...宙?怖くない...の?」


横であたしのペースにあわせてくれる宙。
本当ありがたいよ...
宙いなかったらあたし絶対泣き叫んでるし...。




「馬鹿...こんな作ったお化け怖くねーよ。」



んな、作ったお化けって...ッ
まぁ...そうだけどねー…。



しゃべりながら歩いてると、
怖さまぎれてきたか..「わああああああああああ」



「いやあああああああッッ!!」


思いっきり宙に抱きついたあたし。
だ...だってッ!上から人がああ(涙)



「の...あ?大丈夫か?」


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