★窓辺の王子さま★
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「凛、海くんを部屋まで連れて行ってくれる?海くんの部屋は凛の部屋の隣だから。よろしくね」
「となり!!∑」
「そうよ。ダメ?」
「ダメってわけじゃないけど…」
「じゃあ、いいでしょ。ほら、海くんを待たせないの!!」
チラッと海くんを見ると海くんと目があった。
「…はぁい」
「それじゃ、海くんは凛についていってもらえる?」
「あっ。はい。わかりました」
「それじゃお母さんは買い物行ってくるから!」
え…。
「夕ご飯は手のこんだもの作らなくちゃね♪」
母はルンルンと浮かれながらリビングから玄関へと出ていった…
…………
海くんはというと
リビングをキョロキョロと見回している
「海くん。それじゃあ案内するね。」
「あっ。お願いします」
そういうと海くんは私の少し後ろをついてきた
「で、
ここがお母さんの部屋で
あっちが―― ―
――― ―――――
――――――― ―――
だから。」
「そして海くんの部屋はここ」
そう言って海くんが使う部屋のドアをあける。
「失礼します。」
そう言って海くんが先に部屋に入り、その後に続いて私もはいる
そして部屋を見ている海くんに
「なんか必要な物あったらなんでも言ってね。」
と声をかけて
私は海くんの部屋からでた…
