維新なんてクソ食らえ後始末が大変でしょ。浅木の巻
重爺は改めて良庵に浅木を紹介した。


「とりあえず合格だ。これだけできるのに見習いでいいのか」

と、良庵は浅木に尋ねた。


「はい。怪我ならなんとかできますが、病気の方はちょっと自信が無くて」


「なあに、怪我も病気もここでなおすのさ」


良庵は浅木の胸を軽く叩いた。



良庵は彼の過去を問うことはしなかった。


浅木は良庵の元で医者の修行ができることになった。

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