超溺愛ブラコン妹の彼氏
「仲直りのキスだね。ふふっ。でも…このキスは誰にも渡さない。私だけのキスだょね?」

仲直りのキスだと!?

お前ら兄妹と一緒にすんなょ!?

こんなのケンカじゃねぇし。

俺の単なる嫉妬だろ。

それに紗輝以外とキス何かするかょ。

紗輝以外に触れられるのもゴメンだょ。

「紗輝さぁ俺の言葉聞いてる?」
「うん。愛してる、二回も言ってくれた。嬉しいょ。私だってそぅだもん。美景…愛してる」

「いつもの呼び方で呼べょ?」

「俺様にならないで?言うから。みー君、愛してる。ずっと…一生、私だけを愛してね♪」

「あぁ」

キスをしようとしたら無情にもチャイムが鳴り響いた。

「戻ろう?」

「その顔でか?」

涙の跡がついてるし。

「でも…おサボりはいけません」
校内で濃厚キスをしてた女が言う事か!?

「はぃはぃ、紗輝には逆らえません。行くか?」

「うん!!」

極上スマイルの俺の彼女となった紗輝と共に教室へ向かった。

勿論、手は恋人繋ぎして。

途中、旧校舎から新校舎に戻るところで待機?してた世那・空那・実雷・萌がいて

「ストーップ!遅い!」

世那に一喝されて紗輝を奪われメイク直しが始まった。

「待っててくれたの?」

「こうなる事は予想がつくっしょ?」

流石、世那。

大事な妹だもんな。

手早くメイクを直した。

「完了♪」

「ありがと、世那」

「みー君、後よろしくね♪」世那。
「他の女抱いたら許さないからね♪」空那。

「紗輝ちゃんの笑顔消さないでね♪」実雷。

「紗輝、俺も一緒に教室行っていい?」

「うん!!皆で行こ♪」

ん!?紗輝が萌に何か囁いてる?

手は俺と繋いでるクセに何2人の世界に入ってんだょ。

2人で微笑みあってるし。

紗輝を引き寄せた。

「やだぁ今、萌ちゃんと話してるんだからっ」

「何話してるんだょ!?」

2人して見つめあい

「内緒♪」

はもったょ。

何か気分悪いなぁ。

「みー君、紗輝ちゃんが手に入ったんだから妬かないの」空那。

「そうそう、皆の紗輝ちゃんがみー君だけのになっちゃったんだからさっ」実雷。
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