超溺愛ブラコン妹の彼氏
何なんだょ。

人の気も知らないで。

そんな事を悶々と考えていたら教室について皆と別れた。

別れ際

「みー君、放課後、生徒会室ね、紗輝ちゃんと一緒においで♪」世那。

「みー君、校内イチャイチャ禁止だょ」空那。

「みー君、紗輝ちゃんに虫がつかないように目、光らせておきなょ」実雷。

「美景、浮気なんかしたら紗輝は俺がもらうからね?」萌。

うぜぇ事をいいやがった。

けっうるせーょ。

てめーらの思惑く通りにはならねぇから。

隣の紗輝は皆に笑顔を振り撒いて反対の手でバイバイをしている。
紗輝

一生よろしくな

誰にもやらねぇから





「紗輝ちゃん!おめでとう!!」

教室に入るなり私達を見つけた舞桜ちゃんがかけより
抱き付かれた。

「カフェで揉めてたでしょ!?心配だったんだから!で・もっ手、繋いでるって事は、うまくいったんだょね?」

「うん!!」

私達のやり取りを聞いていたクラスメイトから

'おめでとー'などの祝福の声が飛び交った。

照れる私。

そしたら

「舞桜、いい加減離れてくんない?」

不機嫌オーラがメラメラのみー君。

「やぁだ、女に妬きもちぃ!?私にだって素敵な彼がいるんだからとらないわょ!それより、紗輝ちゃん泣かすような事したら許さないから!このクラスの皆を敵にまわす事になるんだからね?」

うわっ、舞桜ちゃん…

顔が悪魔みたいだょ…

「んな事しねぇし。俺には紗輝しかいねぇし一生愛し続けるって宣言したしな?」

私の肩をだきよせ見つめてくるみー君。

「うん」

いうやいなや男子からは

'言ってくれんじゃん、美景'

'紗輝ちゃん可愛い♪'

'美景のもんになったのぉ!?浮気されたら俺のとこにおいで?慰めてあげるから♪'

女子からは

'美景が彼氏なんてうらやましい'
'紗輝ちゃんいいなぁ'

'私も言われてみたい!'

などと大騒ぎになってしまった。
「紗輝ちゃん、すっごく可愛いょ♪ダブルデートしようね?」

「うん!!すっごく楽しみ♪舞桜ちゃん達とダブルデートだって」

見上げたみー君は

「皆から祝福って嬉しいな」
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