超溺愛ブラコン妹の彼氏
優しい顔で喜びを口にしてくれた。


ガラッと扉が開き

「おーい、チャイム聞こえなかったか?何なんだぁ!?この異様な盛り上がりは?」

少々ご立腹の我が担任、三浦先生登場。

「席につけぇい!」

見回し私と目があった。

口パクで'よかったな'と微笑んでくれた。

ん!?何で!?

もしかして…聞いてた?

うわぁ!?ごめんなさい先生…

でも…

祝福してもらえて嬉しいです


放課後になり

「みー君、紗輝ちゃんの彼に昇格したところ悪いけど週末は私のものだらねっ。お泊まりするの、ねぇ紗輝ちゃん♪」

舞桜ちゃんがいたずらな微笑みをしながら私を後ろから抱き締めた。

「枚輝来るぞ?早く行け!」

「みー君たらっ妬きもちやきさんだね。あっ来た来た、んじゃお二人さん、また明日ね、バイバイ」
投げキッスまでくれて枚輝君の腕に絡み付いた。

「アイツには敵わねぇな」

「私より…舞桜ちゃんがいいの?」

「何言ってんだょ!紗輝よりいい女はいません」

きっぱり言い切ってくれたけど…不安…

「本当?」

「んな不安そうな顔すんな!」

図星…

「だってぇ-」

「あぁららぁ、もぅ痴話喧嘩?まぁ美景が悪いんだろうけど?」

萌ちゃんが来て私の髪を撫でる。
「んじゃおまじない♪」

撫でながら私の耳に口を近づけ

「紗輝ちゃんは、美景の初恋」

えぇ!?

本当?

「ありゃりゃ真っ赤なりんごになったねぇ」

私の頬を包む。

「萌!?何したんだょ?」

萌ちゃんから引き離させられる私。

「勇気の出る…おまじない…だょね、萌ちゃん♪」

「そぅそぅ内緒のおまじない、ね♪」

抱き締められる力が強くなった。
「へぇ…もぅ浮気か?」

「違うもん!!私、浮気しないもん、しかも彼の親友と浮気何てありえない!友情関係壊れるような浮気しないもん!みー君だけだょ」
お腹にまかれている腕をいとおしく撫でる。

「紗輝、可愛い♪」

私の頭に手を乗せようとした萌ちゃんの手が空振る。

「触んな!みんな!」

みー君の背に隠される私。

「紗輝、充分愛されてるょ♪親友の俺のが妬けちゃうょん」
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