超溺愛ブラコン妹の彼氏
ひょこっと顔をみせ、お茶目に言ってのけた。

「萌ちゃんも可愛い♪」

みー君を真ん中にして萌ちゃんと微笑みあってしまった。

「紗輝、後ろから俺に抱きつきながら萌と見つめあうたぁ上等だなぁ?」

さっき私がしたようにお腹の手を怪しげに指でなぞった。

あぁちょっと、その触り方やめてほしい…

何か変な気分になるょ…

「だ、だって…萌ちゃんも大好きだもん♪あっ萌ちゃん時間ある?私達、生徒会室に来るように言われてるの。一緒に行かない?きっと昼休みの事言われるんだ。だから、きちんと謝るの。皆の前で謝るから。萌ちゃんも来て?」

この現状を打破したくて萌ちゃんに助けを求めた。

「紗輝が来てって願うなら俺は行くょ♪」

「ありがとぅ、萌ちゃん」

私はみー君の腕を抜け萌ちゃん野手を握った。

「萌ちゃんがいてくれるって思うだけで力がわくょ、ありがとね?」

「紗輝の言う事なら何でも聞くから」

2人の世界に入っていたら

「萌のが、よくなったか?」

背後から低い声で言われた。

怒っていらっしゃいますね…。

「親友に妬かないの、美景く・ん」

「キモッ」

萌ちゃんに促され鞄を手にし3人で教室を出た。


生徒会室が近付くにつれ顔が強張る私。

そんな私の変化を感じとったみー君が肩に手をまわしてくれた。

「そんなに堅くなるなょ。誰も紗輝を責めたりしないから。万が一そんな事があれば俺が守ってやる」

「ありがとう」

みー君を見つめて言ったら

「んな泣きそうな顔すんなょ。帰るか?」

心配顔で穴があくほど見られた。
軽く首をふり

「うぅん、きちんと結果報告して迷惑かけた事謝る。みー君と萌ちゃんいてくれるから。傍にいてね?」

みー君の言葉を待った。

「当たり前。紗輝の横は俺の指定席じゃん」

髪の毛をクシャッとされ微笑みをくれた。

「空いてる横には俺もいるからね♪」

「ありがとう、萌ちゃん」

「紗輝、コイツにそんな顔しなくていいから」

へぇ!?

私…もう悲しい顔はしてないょね?

何て色々考えていたら視界が真っ暗だった。

うん!?

この匂いは…美景?

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