超溺愛ブラコン妹の彼氏
何だか…身体が温かくも感じられるなぁ

その体温にボーっとしてたら…唇に何かがあたった。

ビックリして瞑っていた目をあけたら

「俺だけに微笑えめょ?」

口角をあげ不敵な笑みを浮かべるみー君がいた。

えっ…もしかして…今のキス!?

「うわぁこんなに独占欲丸出しの美景君、初めてみたなぁ。んで束縛系?紗輝も大変な奴に恋したねぇ?」

「ほっとけ!」

「ほっとかなぁい。だってさぁ俺がいるのに自らキス美景も初めて見たし」

「黙れ!」

本気でキレそうなみー君。

に対して余裕の萌ちゃん。

2人ともありがとう。


そんなこんなで来てしまった生徒会室。

大きく息を吐き扉をノックした。
「はい」

あっ郁斗先輩の声。

「あっ紗-」

「俺」

私を遮りみー君が横暴な態度で答えズカズカと入室してしまった。
どぅぞと言われていないのに…

慌てて私と萌ちゃんが続くと

「まだ何も言ってないんだけどなぁ?美景君。しかも、俺って何?それだけで通じる仲じゃないょね?まだ」

挑戦的な郁斗先輩の声。

「ごめんなさい!私がここに来るのためらったからみー、美景君がでしゃばってくれたんです。だから怒らないで下さい!萌夢君は私が一緒に来てって頼んだんです。2人を怒らないで下さい!」

大きく頭を下げた。

そしたらドッと笑いが起こり

'紗輝ちゃん可愛い'

'私も美景君達のお姫様になりたい'

'今年の1年なかなかやるじゃん'
等と言われ

「紗輝ちゃん、待ってたょ♪皆、歓迎してるんだょ。座って?」

世那に促されソファに3人で座った。

向かいのソファに郁斗先輩が座り
「皆さん、今日のお昼休みは大変ご迷惑お掛けしました。ごめんなさい。でも、皆のおかげで美景君に想いをつげる事が出来ました。本当にありがとうございました」
見回しながら言い大きく頭を下げた。

「うん、気にしないで当然の事で動いた訳だし。で、結果は勿論OK?」

「はい」

'あぁ'色んなとこから落胆?の声が聞こえた。

「それは良かった。美景君、わかってると思うけど紗輝ちゃんを泣かせたら許さないし、もらうからね?」

妖艶に微笑む郁斗先輩。
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