超溺愛ブラコン妹の彼氏
もらうって?

郁斗先輩にもらわれるの!?

えぇ!?

「おぃ、エロ会長。誰がやるかょ?誰にも渡さねぇよ」

ん!?

空那?

いたんだ…

「紗輝ちゃん、そんなにビックリしなくても郁斗にだけは渡さないから安心して」

後ろから抱きつかれた。

「じゃあ俺がもらう♪」

横からは萌ちゃんが腕に絡み付いてきた。

「だぁめ!来なくていいのに」

小さな子供のように'イー'何て萌ちゃんに威嚇?する空那。

「やめて、空那。私が来てって頼んだんだから」

勝ち誇った顔をして空那を見る萌ちゃん。

「だぁもー何なんだょ!?誰にも渡さねぇから!エロ会長、変な事言うなょ!」

またまた爆発する皆。

「郁斗、改名したら?エロ会長に」

「瑛太、後で覚えとけょ?」

うわぁすっごい目付き。

郁斗先輩怒らすと怖いかも!?

「郁斗も男だったんだねぇ、いんじゃないエロでもさ?」

「萌那まで…」

'男はエロいぐらいがいいですょ'
'イケメン会長がエロだった何て知れたらどぅなるんだろ!?'

'でも郁斗会長なら、ありじゃない?'

'だねっ'

等と盛り上がりだした。

「ごめんなさい…」

何だか申し訳なくなって頭を下げた。

「私、帰りますね…」

「だぁめ!エロ会長から話があるから聞いて?」

立ち上がろうとしたのを空那に止められた。

「空那、まだ言うか!?」

「言いますょ?紗輝ちゃんを諦めない限りね♪」

「んじゃ一生言ってろ!」

「うっわぁ、一生、紗輝ちゃんを待ち続ける気!?キモォイ」

空那と郁斗先輩の言いあいが始まった。

「紗輝ちゃん、ごめんね?郁斗って、たまに子供っぽくなる事があってさ。ほっといていいからねっ。でもっよかったね、想いが同じで」

未稀椰先輩が優しい微笑みを向けてくれた。

「でねっ紗輝ちゃんは、まだ生徒会に入りたいと思ってくれてる?あの時のやる気はまだ続いてる?」

えっ…出来る事ならば入りたいけど…

「…」

「紗輝ちゃん、今の気持ちを言ってご覧?」

世那…

入りたいょ…

でも…それを口に出していいの?
「…」

「あっごめん…
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