続・天使が舞い降りた。

その前に俺がきちんと自信を持てないせいだ。

凛はいつだって俺を真っ直ぐ見ようとしてくれてたのに。








「…ちょっ、潤くん!!」


凛が運ばれた集中治療室の前。

1人イスに座っていた俺の元に美紀が走ってきた。

連絡を受けて、飛び出してきたという状況の服と髪。

「凛ちゃんはっ!?」

呼吸を整えながら美紀が俺を見た。

俺は黙ったまま集中治療室に視線を移す。

< 166 / 213 >

この作品をシェア

pagetop