続・天使が舞い降りた。
「そんなモテないですよ、私」
凛が笑顔を見せた。
「潤一さんのことは憧れの存在で、尊敬してるし…、好きですよ」
「…」
「だけど今それが恋愛感情なのか、って言われると…」
「ん…」
「もっと沢山知れたら好きになるかもしれないなぁ、なんて思うこともあります。…でもそんな中途半端な気持ちでお付き合いするのは、潤一さんにも美紀ちゃんにも失礼だと思う」
そう言って立ち上がった凛。
消えた花火を片付け始める。
凛の返事は当然だと思う。
俺も絶対にそう言われると思っていた。