続・天使が舞い降りた。
俊介のこと、そして美紀のこと。
小さいところで微妙な人間関係を余儀なくされている凛。
こう返事するしかないと思う。
だけど俺の気持ちは治まらず…
多少の強引さは必要だと自分に言い聞かせて、俺は凛の腕を後ろから掴んだ。
凛は俺の突然の行動に驚いたように振り返る。
「潤一さん?」
優しく掴んだ腕から伝わる凛のぬくもりを感じながら、俺は口を開いた。
「…俺にチャンスくれないかな? その間に、絶対好きにさせる自信があるから!」
俺はそんなセリフを口にしてしまった。
言ってから急に恥ずかしくなって思わず俯く。