続・天使が舞い降りた。
「って、決まってないんですか?」
苦笑する凛。
「思い付きだったから…」
「じゃあー、海!」
「了解!」
帰路とは反対方向へと車を走らせる。
車の中では会話はあまりなく、ちょこっと映画の話をしたり。
くだらない日常の話をしたり。
そんなんでも俺は楽しくて、居心地も良い。
凛がどう思ってくれてるかは分からないけど…。
そんなことを考えていると、目的地の海岸へとたどり着いた。
平日ということもあって人はほとんどいない。