続・天使が舞い降りた。


「貸切ですねー!!」

そい言って凛は走り出した。

やっぱこういうトコロ若いな、って思う。

俺も慌ててその後を付いていく。

「秋の海っていうのもいいな」

夕焼けが眩しい。

波打ち際で遊ぶ凛を見つめて俺は目を細めた。

「私は秋や冬の海も好きですよ」

「あ、俺も」

「潤一さんはよく海来るんですか?」

「昔はね。最近はサッパリだったな~」

「そうなんだ。なんか海岸で曲書いてるイメージあったから!」

「俺、そんなイメージなの?」


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