続・天使が舞い降りた。
俺は苦笑しながら砂浜に腰を下ろす。
少しして凛も少し離れて俺の横に座った。
こんなロマンチックな風景、久しぶり。
俺は隣にいる凛の手を取ろうと覚悟を決めて横を向いた。
だけどタイミング悪く凛とバッチリ目が合ってしまって、俺は思わず目を逸らしてしまう。
凛が首をかしげて俺を見ている。
「…撮影、どお?」
とりあえず話を切り出して誤魔化すことにした。
「ぼちぼちです。分かんないことだらけで毎日迷惑掛けまくりですよ~」
「そう? スゴク堂々としてたじゃん、さっき」
「んー。でも難しくて役自体、まだイマイチ…」