続・天使が舞い降りた。
「潤一さん?」
凛が俺を見上げている。
その表情に心臓はバクバクしながらも俺は口を開いた。
「少しだけ欲かいていい?」
「え?」
「まだ"お試し期間"じゃなきゃダメかな?」
「…」
「正直もう俺、限界かも…」
そう言って俺は凛の方に両手をかけて俯いた。
すぐ近くにある凛の顔に、心臓は高鳴る。
凛が顔を上げたら唇が触れそうな距離。
1年前、キスなんて何回かしたはずなのに…
何でこんなに遠いんだろう?