双子悪魔のホームステイ

ガンズアローは構えるだけで、まだ撃っていなかった。



「……。」


挑発に乗ってしまったのか、ディザスは漆黒の球を作らずに大蛇矛を持って、フッと星駆の眼前に移動する。



「……っ!」


星駆は、面食らったような表情でガンズアローを撃ったが、動揺したために矢は一本しか発射されなかった。

その一本の矢もディザスに大蛇矛でガードされ、無駄撃ちに終わる。



「ク、クレイ君!星駆君が危ないです!」


「ああ?そうだな……。」


焦る結祢をよそに、クレイは落ち着き払っていた。

星駆の方には視線を向けず、封印魔法を練り上げるのに集中している。
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