双子悪魔のホームステイ

漆黒の球体は、先ほどよりもやや大きめだが、スピードは前の物より速い。



「……っ!」


星駆はステップを踏んで右に避ける。

しかし、完全には避けきれず僅かに触れてしまった服の裾は黒く焼け焦げて異臭を放っていた。



「み、見てられません……。」


結祢はそう言って両手で顔を覆いつつも、指と指の間の僅かな隙間から戦況をしっかり見ている。



「じゃ、目を閉じてろ。あと、おまえがうるせえと集中できねえから、ついでに口も閉じてろ!」


酷いですと嘆く結祢を無視し、クレイはクロスネックレスを触りながら意識を集中させる。

すると、クレイの体を包むように、紫色の光が集まっていった。



「下手。もっとよく狙えば?」


ディザスと対峙している星駆は、結祢の心配をよそにディザスを挑発する。
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