双子悪魔のホームステイ
「いいえ、ティディ様もたまにはそういう恰好をするべきです!いいじゃないですか、タンクトップ。かっこいいですよ!」
ティディの意見を、閻魔ではなく新たに入り口から入ってきた少女が真っ向から否定した。
「リコナ……。」
「美麗集団“ビューティア”の会員ナンバー二番で副団長、リコナ!ティディ様にタンクトップを着てほしいです!まあ、ティディ様が何と言おうと着せちゃいますけどね。」
「あ、あんた、何て恐ろしいことをさらっと……きゃっ!?や、やめなさいよ、リコナ!ちょっとお!!」
リコナと呼ばれた赤髪ツインテールの少女は、嫌がるティディを無理矢理に衣装部屋へと引っ張っていく。
その様子を
「な、なんなんじゃ、あの娘は……?」
呆然と見ている閻魔だった……。