双子悪魔のホームステイ


「礼を言う暇がありましたら、手を動かしなさい!置いて行きますわよ。」


「は、はい!い、今すぐ!!」


ロールの剣幕に押され、結祢は思わずピシッと敬礼ポーズをとってわたわたと一分ほとで着替えを済ませた。



「それでいいのですわよ。」


ロールは満足げに頷くと、



「ま、まだ、化粧と髪のセットしてな……きゃっ!は、話を聞いて下さいよ!ロールさんってばー!」


喚く結祢の右腕を掴み、強引に引きずっていくのだった……。









デパート“ネフマルシェ”五階、高級ブティック。



「次はここに入りますわよ、結祢。」


ロールは指差すと同時に、スタスタとブティック内へ入っていく。



「ま、まだ買い物するんですか?ちょっと休憩させてほしいんですけど……。足の痛みと空腹でフラフラなんです……。」
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