双子悪魔のホームステイ


「戯れ言を言っている暇がありましたら、その子の処遇について考えてほしいものですわ。……ファイアクリフ。」


ロールが左手を横に薙ぎ払うように振ると、閻魔を守るようにゴウゴウと燃え盛る炎の壁が現れた。



「……。」


ディザスはそれに怯んだのか、壁にぶつかる直前で足を止め、右腕で顔を覆った。



「今ですわ!」


「う、うむ……悪く思わんでくれ、ディザスよ。」


ロールの声を合図に、閻魔は炎の壁を突き破って、ディザスの眼前に躍り出る。

そうして、ディザスが大蛇矛を構える前に、



「ほうっ!!」


三叉槍の棒部分でディザスの鳩尾をバシリと打つ。



「……っ。」


ディザスは微かな呻き声を上げて、ドサッと雲の地面にうつ伏せに倒れる。
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