双子悪魔のホームステイ
「……脳天気なあなたにはわかりませんでしょうね。わたくしはあの子の未来を憂(う)いておりますの。」
ロールは閻魔と会話をしている間も、ディザスから目を離しはしなかった。
ディザスは攻撃を防がれたのがショックだったのか、それとも何か考えているのか、身じろぎせずロールを見返している。
「……。」
「ディザス……わたくしとハバートは、あなたを消したくありませんの。大人しく、わたくし達に従う気はありませんこと?」
答えはノーだと言うように、ディザスは空間から取り出した大蛇矛を左手に携え、タッと閻魔に向かって走り出す。
「ロ、ロール……これは、わしへ親愛の抱擁をしようとしておるのかのう……?」