双子悪魔のホームステイ


「勘違いしないで下さいますこと、クレイ?あなたはわたくしにとって道具に過ぎませんの。あなたを消去して、新しい息子を作ることだって簡単にできますのよ?」


閻魔はそれはダメじゃよと言いたげに口を開いたが、ロールに睨み付けられてうぐっと口を噤む。


クレイはロールから目を逸らして、チッ……と舌打ちした。



「その目的とやらを達成すりゃ、俺様は晴れて自由の身になれるんだろうな?」


「ええ。天界の禁忌さえ破らなければ、他に何をしても誰からも咎められないようにしてあげますわ。」


「その言葉……忘れんじゃねえぞ。」


遠回しながらもクレイが承知した様子を確認して、閻魔は胸に手を当ててフウと安堵の息をついた。
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