双子悪魔のホームステイ
「兄弟で戦う、か……穏やかじゃねえな。まあ、俺様は面白けりゃ何でもいいけどよ。」
「……クレイ。難事を楽しもうとする姿勢は悪くはありません。けれど、今回の修行ばかりは真剣に臨んでもらいたいのですわ。最悪の場合……双方が消滅することも免れませんから。」
ロールは、低い声かつやや強い口調でクレイを諭す。
クレイは煩わしがっているように、へいへいと返事をした。
「クレイ、本当に……」
「念押さなくても、ちゃんと理解してるっつうの。細かいことは抜きにして、修行を始めようぜ。」
クレイは話を強制的に終わらせると、左手に携えた大蛇矛を上下にブンブンと振り回した。
「……いいでしょう。まずは小手調べと行きますわよ?」
「ほ、ほどほどにしとおきなさい、ロールよ。」
「あなたに言われなくてもわかっていますわよ。」
その場をオロオロと行ったり来たりする閻魔にそう冷たく返しながら、ロールも火炎放射器を構えたのだった……。