双子悪魔のホームステイ
「なんだか……壮絶な過去ですね。」
結祢は目を白黒させながら、素直な感想を述べた。
クレイはそれに対し、
「人間の観点から見たら、そうかもしれねえな。天界人にとったら、そうでもねえけどよ。」
と、ごく当たり前のことのように言葉を返す。
「……とまあ、ここまでは単なる前置きに過ぎねえよ。これからが俺様が本当に話してえことだ。」
クレイは結祢を横目でチラと一度見て
「どうしたんで……あっ。ありがとうございます。」
ベッドにあった薄い布団を左手で取り、結祢の背中に掛けた。
クレイはああと小さく返答すると、話を再開した……。