双子悪魔のホームステイ
「まあ、発動前にぶっ倒してやっから意味無えんだけどよ!」
クレイは魔法の発動を待たずに、ディザス目掛けて突くようにして大蛇矛を前面にシュッと押し出す。
その先端がディザスの胸部を貫く直前。
ディザスの手に集まった灰色の光の球体がパンッと破裂し、
「くっ……!」
その眩しさに、クレイは右腕で顔を覆った瞬間。
「うっ!?」
何か大きな力でクレイは遥か後方にバシンと弾かれる。
幸い、地面は雲でできており弾力に富んでいるため、背中には柔らかい衝撃しか受けなかった。
「な……んだ、今のは……?」
クレイは上体を起こして、自分を吹き飛ばしたものの正体を確かめる。
それは、所々に雲を巻き込んだ竜巻だった。