双子悪魔のホームステイ
「……っ!!なかなか重てえ一撃じゃねえか。」
クレイは大蛇矛を横にして鉄の棒部分で攻撃を受け止める。
矛同士が擦れ合い、ガチッと鈍い金属音が響いた。
「けどよ……力任せの攻撃ってのは、隙だらけになっちまうんだぜ?だあっ!!」
「……っ!?」
気合いのこもった掛け声と共に、クレイは体重を前にかけてディザスを押し退ける。
ディザスは三歩ほど後ろによろけたが、右足でグッと踏みとどまった。
「もう終わりか?お得意の攻撃魔法を見せてみやがれ!」
クレイは大蛇矛の矛先をディザスの額に向けて言い放つ。
「……。」
対するディザスは睨みつけるように微かに赤い瞳を細めると、右手の平をクレイに向けた。
その手に徐々に灰色の光が集まり始める。