夜空と夜桜
…………
「なっちゃーん!!
食べよー?」
駆け寄ってきた、10数人の女の子達に笑顔を向け、一言
「…ごめんね?」
するりと間を抜け、恋歌の元へ
「行こ」
ダッシュで教室を出る
廊下で何人かに話しかけられたが無視
一気に屋上へあがる
重たいドアを開けると、気持ちいい風が体全体を包んだ
「うあー……
気持ちぃ~…」
隣で、恋歌が気持ち良さそうに座る
あたしも座って、弁当を広げる
…の前に携帯を開く