夜空と夜桜
楽しそうに弁当を食べる恋歌に苦笑する
「いや……別に…好きじゃないし…」
恋歌は目を開く
「……なんですと!?
それは駄目だよ!!」
何が駄目……?
「なっちゃんは萩ッチを好きになる運命なんだよ!?」
萩ッチって……
一応、年上だぞ…?
「運命って……
ないでしょ」
「なぁにを言ってるのかね!?
分からないじゃん!
好きになるかもですぞ!?」
……恋歌は目を輝かせている
「ないって!
あたしが男嫌いなの、知ってるでしょ?」
友達にはなれるかもしれないけど、好きとかマジない!
「そうだけど~……」