Are You There?
「え・・?」
「ぁっ、いや!答えたくないんならいいんだけど・・。」
「なっ、そんなことないですよ?えっと、そぉですねぇ・・・、1番は先生に命を助けてもらったから・・・ですね。」
「・・・・ぇ?」
今、この先生さらりとすごいこと言ったよね?
聞き間違いか?
「どういう意『キーンコーンカーンコーンっ』
「・・チャイムなっちゃいましたね。波川さん大丈夫ですか?」
「あっ、まぁ大丈夫だけど・・・、」
「じゃあ、僕行きますので。気をつけて。」
「ちょっ、待って!先生っ!!」
あたしは先生を呼びとめた。
もちろん先生は振り返ってくれた。
「その話の続き今度聞かせてよっ!・・・絶対。」
あたしの言葉に先生はまた微笑み、頷いて次の授業へと向かってった。
あたしはなぜか知りたくて仕方なかった。
あの先生の過去を。

