もし明日が見えなくなっても切ないほどにキミを想う。
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「楽しかったね~」
ドリンクを片手に千穂が笑顔を向ける。
あれから、プリクラを取りに行ったり雑貨屋や服屋をめぐり、美味しいカフェで色んなことを語った。
カフェでは、二人とアドレス交換もした。
あたしも久しぶりに、否初めてこんなに楽しかったと思ったかもしれない。
「もう6時ー早いねー」
皐月が携帯を見ながら残念そうに呟いた。
「どうする?帰る?」
「あたしは、どっちでもいいよ」
「雪那は?」
「あたし?んー……」
慧斗に連絡した方がいいのかな?でも確か7時まではいいって言ってたよねー?
「雪那?」
「二人は、どうしたい?」
二人に合わせる、とあたしは委ねた。