愛しのマイ☆ドクター
『たしか・・・

この20年以内くらいに

発見された難病で

そもそも症例が

ヨーロッパと南米あわせても

十数件しかなかったと記憶していますが』



『そのとおり さすが畠島君

わたしの見込んだ人材だね』



今だけは褒められても

ぜんぜん嬉しくなかった



『もちろん

腎機能の著しい低下は

まだ見られませんので

決め付けるのは

早いかとも思いますが』



僕は希望的な意見を率直に述べた



『そうですね

なんらかの理由で免疫の数値が

一時的に落ち込んでいるだけだと

そうあってくれと私も思っていますよ』



そう言って院長先生は

僕をじっと見つめた



『しかし・・・

もし・・・

我々の診断どおりに

病状が進行しだしたら・・・

ということも

考えておかねばなりません』



『はい・・・』



そう

それが一番問題なのだ
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