Milky Milk ~間違いないのは1つ~


そういう問題か…?鈴乱は苦笑する。

すると、由茄がやってきた。ひどく慌て、大変です、あの人が暴れそうです、という言葉と共に。


オーナーの顔から、表情が消えた。






「ふう…。たくさん買っちゃった」


海の手から、大量の紙袋が落ちた。一休みしたいらしい。


「お前…買いすぎ。どこの主婦」

こんな時も、愛羅は嫌味を忘れない。

「いいんです。ちゃんと予算には間に合いました」

「そういう問題じゃな」


「ああっ!見て下さいよっ」

愛羅の嫌味を最後まで聞かず、荷物そっちのけで海はある店を目指す。

その店は子供のおもちゃ売り場らしく、大きな飛行機の模型がガラス越しに置いてあった。
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