金髪の君*完結
−−−−−ガターン!
「あおちゃん!!」
私の目から涙が溢れそうになった時、一樹の温もりに包まれた。
「か…ずくん…」
「あおちゃん…久しぶり。」
「うん、久しぶり。」
一樹の温もりに気持ちも落ち着き、一樹からそっと離れる。
「元気してた?
いきなりいなくなったから心配したんだよ。」
「あーうん。
イギリスで語学留学してた。」
「そうなんだ…」
「かずくん…この学校だったんだね。」
「うん。心と一緒にね。」
「そっか…」