金髪の君*完結


「ちょっ、うぇ、まっ、おぇ…」


揺すられて苦しそうな銀。
顔の色が青白く…


「あっ、あの…美穂、ちゃ…ん…」


見てられなくて止めに入ったアッキー。


「ひぃっ!」


そんなアッキーを睨む美穂。


「はぁ…」


小さく溜め息を吐く。


「美穂、アッキー怖がってる。
それに銀くん死んじゃうよ?」


アッキーが可哀相なので助け船を出す。


ハッキリ伝えたのがよかったのか、パッと手を離した美穂。
死にかけてる銀には目もくれずに涙目のアッキーに謝っている。


「み、ほ…」


「ぎゃぁ!!」


意識が戻った銀は後ろから美穂を抱きしめた。




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